ガスが原因となっている腹痛
腹痛には様々な原因がありますが、ガスが原因となっている腹痛があることはあまり知られていません。
ガスによる腹痛の症状の多くは、下腹部に強い張りを感じるほか、腹部に重く締め付けられているような痛みを感じます。
また、ガスが排出されても痛みが軽減されないことも多々あります。
長時間の座った姿勢でいることの多い方や、おならやトイレを我慢しがちな方などは特に注意する必要が在ります。
徹夜をするとお腹にガスがたまり易いと言う報告もあります。
腸内のガスの大部分は食事と一緒に飲み込んでしまった空気です。
通常はゲップやおならとして体外に排出されるのですが、胃腸のはたらきが悪くなることによって正常に排出されなくなり、過剰にガスが発生した状態になるのです。
また、腸内に炎症などがある場合、食べたものが腸内で発酵してしまいガスを発生させていることもあります。
高たんぱく・高脂肪の食品は悪玉菌の餌になりやすく、過剰にガスを発生させる原因にもなってしまいます。
現在では腸内のガスの発生を抑制する薬品などもあり、症状を改善することが可能です。
腸のはたらきは冷えやストレスなどによっても悪くなりますので、適度な運動を行う、体を冷やさないなど、日常生活の中で気をつけることが予防・改善に繋がります。